
マシュマロちゃんさんの回答
チョコマロありがとうございます。
自分より賢いキャラ、難しいですよね。
そういうのは周囲の人間のリアクションでなんだかすごそうに見せてゴリ押すのが定石です。
ただ、がっつり賢く描く方法もあって、それはnoteにそのうち書く予定です。チョコマロなんでその内容をざっと書いちゃいますね。
まず逆に愚かで、無能っぽくするにはどうすればいいかから説明します。
ストーリーの都合で誰かに無能になってほしいとき、ありますよね? そこでマシュマロちゃんが考えたのが、「無能三原則:拒絶・対立・憤慨」です。これはあくまで人間らしい失敗で共感させつつ、ちゃんとキャラクターの魅力を表現するための原則です。
「拒絶」は、異質なものを拒絶するということです。何気なく拒絶してしまい何かを失ったり得られなくなったり等です。
「対立」は、敵と味方のような対立軸で考えてしまうということです。敵に対抗するために行動してしまって合理的な行動ができなかったり等です。
「憤慨」は、問題発生に対してのアプローチが憤慨であるということです。解決のためのアクションじゃなく憤慨を解消するアクションを選択して結局問題を解決できなかったり等です。
そしてこの無能三原則で動く人間の中に真逆の「有能三原則:理解・包摂・解決」で動く人がいれば有能っぽいのでは? と考えています。
「理解」は、たとえば他の人が異質なものを拒絶している中、一人だけそれを理解して価値を見出せば有能っぽいです。
「包摂」は、たとえば他の人が敵と味方で考えている中、一人だけ敵も味方も含めた共通の問題を見出していれば有能っぽいです。
「解決」は、たとえば他の人が問題発生に対して憤慨している中、一人だけ解決のためのアクションを踏み出していれば有能っぽいです。
賢そうな人を描く際にありがちな失敗は、知識量を表現することです。知識量は「詳しいな」という印象を与えるだけで、あくまで賢さの印象とは別です。むしろ知識量でゴリ押すと「詳しいけど頭は良くないのかな」という印象すら与えてしまいます。おまけに知識には正解があるのでミスがミスとして顕在化しやすい部分でもあります。
賢さというのはあくまで周囲のキャラクターとの相対的なものです。ですから周囲のキャラクターのリアクションでゴリ押すのも、別にごまかしじゃなく、まっとうな表現です。有能三原則を使う方法だって、結局はリアクションゴリ押しと違う角度から相対的な差を表現しているにすぎません。だから差さえ表現できればいいのです。
「自分が書けてると思ってるだけで間抜けなものを書いてないか」と思うなら、知識量は表現せずとにかく周囲との差を表現することに注力すれば、少なくとも間抜けな感じにはならないかと思います。

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