送る側、受け取る側の両方でマシュマロを活用させていただいています。いつもありがとうございます。 早速ですが、相談させてください。 同人誌を書いてから小説が読めなくなってしまいました。オリジナルや二次創作、元ネタのジャンルなどを問わずです。 本を読むこと自体は多分、昔から好きだったとおもいます。根っからの本の虫というほどではありませんが、一般文芸も二次創作も人並みには読んできました。即売会でも小説本ばかり収集するくらいには小説が好きです。 ただ、元々書く方はからきしで、授業で文を書くことがあっても評価がよかったことは記憶にありません。そのせいかはわかりませんが、文章を書くことに対しては今でも強い苦手意識を持っています。 ですのでこれまでは小説を読むことはあっても、書くことについてはこれっぽっちも頭になかったのです。 ですが今年、色々あって、生まれて初めてイベントに申し込み、小説を書き、同人誌を作りました。漫画はあまりにハードルが高く思えたため、今思えばある種の逃げとしての小説選択だったとも言えます。右も左も分からないまま血反吐を吐きながら書いて、10万字の本になりました。本は、無名サークルの初めて文を書いた人間の本にしては十分過ぎるほど手に取って頂けたと思っています。 そこまではよかったのです。 本を出してから、私は小説を読むことが出来なくなりました。正確には｢入り込んで楽しむ｣ことが出来なくなったのです。 誰のどんな文を読んでいたとしても、構成やら語彙やらフレーズの組み立て方などテクニックの部分に意識が向いてしまい、素直に楽しめなくなってしまいました。何を読んでも参考書に見えるような感じと言ったらいいでしょうか。読み始めると上記のことが頭を駆け巡って、自分の能力の低さをつぶさに責められているような気分になり、途中でやめてしまいます。読みたい気持ち自体はあるだけに正直辛いです。 手を出さなければずっと幸せな読者でいられたのでは、と思うと同人活動をしたこと、文章を書いたことに後悔すら感じます。 長くなりましたが、小説を書いたら人の小説が読めなくなったという症状に対して、客観的なご意見やマインドセットについてのアドバイスがあれば御教授いただけると助かります。