
マシュマロちゃんさんの回答
「〜のように」を使いすぎると確かにくどいのですが、より根本の問題はちゃんと自分で具体的に想像するのを怠っていることではないでしょうか?
比喩表現はフリー素材の画像を挿入するようなものです。非常に効果的に伝わりますし、時には比喩表現だからこそ与えられる感動もあります。ですから積極的に使うべきではありますが、極端に言えば「いやすとや」を使って説明するのと構造としては大差はありません。
そのため「『〜のように』使いすぎかも?」と思ったら、自分で具体像を描くことを怠っているサインと捉え、もっと想像の解像度を上げることをおすすめします。比喩なんかじゃ表現できない、あなたの頭の中にしかない固有の存在になるまで具体化してください。
たとえば「マシュマロのような肌」と書いたとします。これって具体的なようでいて、全然具体的じゃないんです。肌のキメが細かいのか、柔らかそうなのか、すべすべしてそうなのか、白いのかがわかりません。では「マシュマロのような白い柔肌」と書けばいいのかというと、それでもやっぱりどんな白さなのか、どんな柔らかさなのかがわかりません。ですからそれを具体的に想像していけば、比喩を超えた場所にある、解像度の高い表現が選択肢として手に入るのです。
その上で、比喩と解像度を高めた表現のどちらを採用するかを選択すればいいでしょう。少なくとも複数の選択肢を持っていれば、「〜のような」一辺倒になることもありません。
より具体的に想像して表現の解像を上げていくことは、とても脳に負担のかかる作業です。ですが繰り返し負荷がかかることで一定以上の想像力がつけば、作品世界をVRのように歩き回れるようになります。そして読者をそのVRに引き込むことだってできます。きっと書く楽しさが大幅に上がると思いますので、脳さんにはぜひ頑張ってもらいましょう!

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