エレミエル・F・フェリスノーヴェ
エレミエル・F・フェリスノーヴェ的回答
マシュマロありがとうございます😎✨良い質問です! ディスポジターとレシーブについて、いろいろ解説したいと思います。 まず本題に入る前に今日における一般的な西洋占星術の上での「ディスポジター」という言葉についてなのですが、モダン占星術においては唯一、「ファイナルディスポジター」という名前の中に組み込まれる形で存在しています。 これは、ある惑星の位置するサインのルーラーとなる惑星がどのサインにあるのか、またその惑星の位置するサインのルーラーは・・・というのを繰り返し辿っていき、最終的に辿り着く惑星の事をファイナルディスポジターと呼んでいるわけですが、このファイナルディスポジターの「ディスポジター」と、これから解説する「ディスポジター」は、一見同じですが使い方が異なっている、もしくは誤認の状態で広がっているので、もしマシュマロ主さんがファイナルディスポジターを重視されている場合は注意が必要であることを覚えておいてください。「ディスポジター」と調べて出てくる占い用語のほとんども、古典においては解釈が誤っているものです。 その上で「ディスポジター」とは何かということなのですが、この「ディスポジター」の元々の名詞である「ディスポジション」という言葉自体は結構幅広い意味を持つ言葉で、調べると「人の気質、素質、傾向」「神の思し召し」「譲渡、譲与」「処理、整理」「配置、配列」などとあります。 いろんな意味がありますが、正直なところ、占星術の上ではどの意味でも機能することがあります。その場所にある惑星の気質や傾向に影響をもたらすこともあれば、何かを与えようとすることもありますし、何か問題を起こしそうな状態ならそれを抑えようと処理することもあります。なのでやはり、日本語では何とも形容しがたいこの「ディスポジション」という概念を、うまいこと吸収することがネックになります。 そもそもディスポジターというのはどういう立場の惑星かといいますと、簡単に言えば、ある惑星が位置しているサインのルーラーです。「じゃあルーラーじゃだめなのか?ディスポジターとなんで名前を分けた?」という疑問があるかと思いますが、それにはまず「ルーラー」という言葉の解説が必要になります。 これはモダン占星術で主にサインを中心とした解説をする際に重用される用語で、「そのサインに対してルール(規則)性を持つ者」みたいなニュアンスのある言葉です。あるサインと惑星(例えば獅子と太陽)の性質は似ている、結びつきがあるという意味合いで用いられるわけなのですが、この用語の主役はあくまでもサインで、そのサインの解説をする際に惑星を出しにする形になっているので、サインよりも圧倒的に惑星にウェイトを置いている古典で「ルーラー」という言葉を用いるのは正直違和感があります。 古典には元々、そのサインを支配し管理する、爵位由来の言葉の「ロード(女性惑星に対してはレディとも)」という言葉がありますので、以後そちらを用いていきます。(今やルーラーの方が名前が通っているがゆえに説明が楽なので皆ルーラールーラー言いますが、古典勢は占星術本来の読み方のニュアンス的に正しい「ロード」の方を使いたがります。) 前置きが長くなりました。ではそれらを踏まえて「ディスポジター」とは、また実質同じ惑星を指す「ロード」とはどう違うのか、というお話をします。 まずロードというのはそのサインやハウスを管理しているがゆえに化身とも言える存在で、自分のサインにいる場合もあれば他のサインやハウスへ出張へ出向く存在でもあります。そしてその場所を通して自分の管理している場所を活き活きさせる方向に仕事をしようとするものです。つまり「ロードの状態を見る」といった時、それはこれから読もうとしているテーマに沿ったハウスのサインのロードがどこの場所にいて、何をしているのか、どういう状態なのかというのを判断する、ということになります。「読みたいテーマの主人公」とも言える存在ですね。 対して「ディスポジター」というのは、この主人公であるロードを中心に考えた時に、他の惑星からどのような影響を受けるだろうか、というような、いわばロード以外の、他の場所を管理している脇役のようなロードたち、つまり惑星たちの事を指します。逆に言えば、もし読みたいテーマが違った場合は、ロードとして意識すべき惑星も変わりますし、先程まで主人公として見ていた惑星は、テーマに合った他のロードに対するディスポジターになると言えますね。「ロード」も「ディスポジター」も、内容は同じサインの支配星たちなのですが、同じネイタルチャートでも読みたいテーマに合わせて主人公になったり、脇役になったりするわけです。 まとめると、「ロード」は、読みたいテーマの主人公であり、出張先の場所で何をするのかという主体的な行動を読む場合の呼び名であり、「ディスポジター」は、ロードに対してどういったアクションをしようとしているのか、もっと言えば、遊びに来たロードをどう「歓迎」しようとし、またロードがどの方向へ変化しようとするのかを決める、主にロードのいる環境の状態を読む場合の呼び名、ということになります。 次いで、ご質問にあります「レシーブ」と「ディスポジター」との関係についてです。 「レシーブ」という言葉自体はバレーボールのサーブの受け手側という印象が一般的ですが、この場合のレシーブの意味というのは、先ほどのまとめの中にも出ました「歓迎」という意味合いの言葉になります。他にも「受け取る、受け入れる、経験する、応じる、迎え撃つ」といった意味合いがあって、どの意味も惑星間で起こり得るものですが、特に「歓迎する」という意味で使われることが多い言葉ですね。 これはどういうことかといいますと、基本的に「歓迎する」というと、部屋のドアを開けた時に「ようこそ!」と人が出迎えてくれる、これがいわゆる「歓迎する」というもののイメージだと思いますが、別に人が直接出迎えてくれなくても、例えばまだ誰も部屋にいないけれど、部屋がとても綺麗にしてあったり、ウェルカムボードやちょっとした茶菓子が置いてあったり、その場にある花がこっちを向いて咲いてくれていたりしてくれると、出迎えがなくてもなんだか歓迎されているような気分になりますよね。それはつまり、その場所を管理している人が、入ってくる人に良い印象を抱いてもらえるように準備してある場所、つまり出迎える本人はいなくても、自分は歓迎してもらえているという状態が成り立つのです。これがとどのつまりは「レシーブ」という状態で、その部屋のカスタマイズをするのが「ディスポジター」なわけです。なのでディスポジターとレシーブというのはイコールではなく、ディスポジターがやることがレシーブである、という感じですね。そしてここにホールサインアスペクトがあれば「ディスポジターは部屋を通してロードを歓迎できたことを確認してその様子を楽しんでいる」というような状態であり、またオーブ内アスペクトがあれば、加えて「実際にディスポジターがロードを出迎えて、あれこれ世話をしている」というような状態だと言えます。この直接出迎えるニュアンスのあるオーブ内アスペクトのレシーブを特別に「レセプション」と言って、ロードに対する影響力が大きいとしてチャートリーディングの上でとても重視します。最近は歓迎会の事をレセプションパーティーとも言ったりするみたいですが、そのレセプションですね。そしてそれを行うのがディスポジター、歓迎される側がロード、というような用語の使い分けを僕はしています。 このレシーブという概念は本当に面白くて、いくらでも考えの幅が広がるのでこのあたりにしておきたいと思いますが、そういったイメージで読み進められると、少し理解が深まるのではないかなと思います😎✨ご参考まで!
エレミエル・F・フェリスノーヴェ
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