
谷賢一的回答
いやめっちゃ嫌われてるんじゃないですかね(笑)。すんません、私、これでもだいぶ演劇ファンなんですが(だったんですが)、やっぱ業界を離れてみると「そりゃあ嫌われるよ」と思います。
クラシックやバレエはいいですよね。「なんかステキだな」、「観たことないけど一度行ってみたいな」という、ほんわかした憧れがあります。歌舞伎とかも、「日本の重要な古典芸能だな」「大事にしないとな」という意識がありますよね。
現代演劇は、それがない。憧れもないし、そもそもなんだかよくわからない。
話をシンプルにするために、演劇じゃなくて、架空の芸術、そうだな、「ポポポーイ」みたいなのがあるとしましょう。あなたの周囲、誰もポポポーイは観たことなくて、一度か二度、観に行った人は「最悪だった」「チケットノルマ押しつけられた」と言っています。なのにポポポーイには毎年何千万、何億円と助成金が落ちている。「じゃあ観てみるか」と思っても、だいぶ調べないとどこでやってるのかもうわからない。どれが面白そうかもよくわからない。しかも高い。知らん人が20人くらい出てて、6500円とかする。
それなのに「ポポポーイは社会に必要」、「ポポポーイを続けて行くことが我が国の文化にとって云々」、「○○とは違う」みたいなこと言いよったら、ふつうの納税者はだいぶ腹立ちますよね。最近では「残業代とか育児休暇・手当を出せないような中小企業は倒れてしまえ」、「その方が経済合理性がある」なんて言われてるのに、ポポポーイは500人しか観に来てない作品でも助成金で救済したりしている。は???
どうでしょうか。我々はたまたま演劇の価値や面白さを知ってるから理解できるけど、ポポポーイだとさっぱりわかりません。「ポポポーイなんか、つぶれちまえ!」と思うんじゃないでしょうか。
もちろん、だからこそ、ポポポーイ……じゃなかった演劇の面白さとか必要性を、わかりやすい形で社会・世間に伝えていく必要があります。面白い作品を世に出し続ける必要があります。その努力は、本当に大切ですよね。
この質問者の方は、まだだいぶお若い方だと思います。あなたの世代の問題ではなく、僕も含めた、上の世代の今までの態度に、だいぶ問題があったんだと思います。古い船を、古い水夫に動かさせてちゃあいけません。そういう船はバラバラにぶっ壊して、新しい水夫たちが、新しい船で、演劇のイメージを刷新していく必要があるんだと思います。

向谷賢一发送
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