
マシュマロちゃんさんの回答
チョコマロありがとうございます。
小説におけるプロットのコツとしては、「描写対象を箇条書きにする」です。
どう描写するかとか、細かい話の流れは本文執筆中の自分に丸投げしましょう。
なんとなくのイメージと描写対象さえ決まっていれば、最低限のプロットとして成立すると思います。
・主人公Aが入る部屋
・部屋にいるB
・狼狽するA
・AとBのやりとり
・落ち着くA
程度の感じです。
「本文でどういう文章を書くか」はなるべく考えず、本文執筆への干渉を避けます。
逆に細かい流れや、どういう文章を書くかを事前に決めすぎるのは、本文を書く際に気持ちが乗りにくいので上級者向けだと思います。
また、描写対象も常に文脈変化(プロットポイント)を狙います。
たとえば
・主人公Aが入る部屋
・部屋にいるB
・狼狽するA
・AとBやりとり
・落ち着くA
という流れがあったとしたら、「落ち着くA」のところである程度の文脈が確定し、安定した状態だとということが箇条書きでもわかると思います。
いかなる場合でもまずは文脈を確定させ、安定した状態に持っていくことが優先です。
ですが安定した状態ならば今度は文脈を変化させ、不安定な状態に持っていくことが優先になります。
その繰り返しが展開の面白さを生み出します。
そのため、「落ち着くA」のようなわかりやすい文脈確定ポイントが来たら、次は文脈を変化させる描写対象を置きます。
たとえば「遅れて来たC」とか。
そうして文脈が180度変わったとしたら、次は「絶望するA」とかですね。
さらに文脈変化には相応の納得感が必要ですので、読者を納得させる要素として「来た理由を話すC」とかがあるとしっくり来ます。
それだけでしっくり度が結構あるなら文脈が確定してしまいますので、次の要素はまた文脈変化を狙います。
直前の流れを受けるなら「覚悟を決めるA」とかが無難でしょうか。
短編としてそこで終わらすなら、その次は「最初の一歩を踏み出すA」として変化でなく強く確定させることを狙えば、めっちゃエンディングっぽくなります。
というわけで最低限の要素だけのプロットだと、全要素でもこんな感じです。
・主人公Aが入る部屋
・部屋にいるB
・狼狽するA
・AとBやりとり
・落ち着くA
・遅れて来たC
・絶望するA
・来た理由を話すC
・覚悟を決めるA
・最初の一歩を踏み出すA
スカスカですね。
でも描写対象が決まっていると、スカスカでも本文は書きやすくなります。
また、スカスカだからこそ、本文執筆で作品世界に没入していないと紡げないような素敵な文章を多く取り入れても、整合性のために後からカットする羽目になりにくいです。
そしてこういうプロットの組み方は作品の細かい内容に踏み込まないので、小説ならどういうジャンルでも使えるかと思います。
↑のプロットも構造でしかないので、サスペンスとして見ればサスペンスだし、ラブコメとして見ればラブコメになるはずです。
成人向けも……まぁいけるかもしれません。
というわけで、
1. プロットの単位を描写対象とする
2. 常に文脈変化(プロットポイント)を狙っていく
の2点を意識すると上手くいきやすいんじゃないかなと思います。
もともとそうやって書いていた場合は……お手上げです😇

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