
マシュマロちゃんさんの回答
うまい人の作品を読んでるので、インプットはもう十分やっていますね。
それでも技術を盗めないなら、盗む読み方ができていないのだと思います。
盗む読み方を習得するには書写、つまり技術を盗みたい作品を書き写すといいでしょう。
逃げるようにして結末に向かう問題は、設定やストーリーが貧弱なせいかもしれません。
面白い要素がポンポン湧いてくる下地がないので書くことがなくなってしまうという状態です。
これを解決するには、設定かストーリーのどちらかにテコ入れするしかないでしょう。
設定のテコ入れとしては、キャラクターの深掘りが効果的だと思います。
キャラクターというのは、行動原理を持っています。
行動原理は特定シチュエーションや他のキャラクターと交わったときに、具体的なアクションとして表に出てきます。
そしてそのアクションの描写こそ面白い要素であり、説明ではなくその描写によってキャラクターというものが表現されます。
ですので「行動原理は何か」「このキャラクターとこのシチュエーションで交わったらどういうアクションになるか」をしっかり考えると、書くべきことが見つかるかと思います。
ストーリーのテコ入れとしては、逆説的ですがさっさと結末に向かうことです。
さっさと終わらせ流れを断ち切り、次の流れを始めることで、作品自体を尻すぼみで終わらせてしまうのを防げます。
基本的に作者ですら推進力を失ってるなら、テンポが悪くダレてます。
それにストーリーは常に1テンポ早めに進むくらいが面白いです。
なのでそこから引き延ばして面白くするのは至難の業です。
一方でテンポ良く進む密度の高いストーリーも、逆説的ですが展開の合間に余計なものがありません。
序破急(起承転結よりおすすめ)で言えば、一つの序破急に要素を足しているんじゃなく、一つの作品で何度も序破急をこなして密度を高めているのです。
なので「あ〜もう逃げて結末に向かいたい〜」と少しでも感じてきたら、あえてすぱっと終わらせて新しい序破急を始めましょう。
逃げ癖も使いこなせば高感度センサーですし、立派な武器です。

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