
マシュマロちゃんさんの回答
これはリアリズムと品格の問題で、夏目漱石と谷崎潤一郎で意見が割れちゃうくらい難しいネタですね。
ありのままの生々しさを表現したいなら、読点の息継ぎ感、つっかえ感を現実と同じように書いて、「そういう物」として割り切っていいでしょう。
一方で文章としての味わいを表現したいなら、台詞での安易なリアリズムに逃げてはいけません。台詞も地の文と同様に文章として美しくありつつ、心の動きは地の文の描写で表現しましょう。リアリズムを採用しない台詞というのは慣れないと勇気がいるかもしれませんが、これができるのは小説の醍醐味でもあります。
しかしどちらか100%で書く作品なんてほぼないのが悩ましいところです。文章ごとに「ここは生々しさがほしいな」とか「ここは文章としての味わいがほしいな」とか求めるものがあるでしょうから、それに応じて判断していくしかないでしょう。

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