
マシュマロちゃんさんの回答
これは面白い話ですね。
現代小説の主流は一人称と三人称一元視点なんですが、どちらも俯瞰するより主人公にフォーカスするスタイルなんですよね。
なので俯瞰して置きたい場所にカメラを置ける漫画の基本スタイルとまるっきり違ってしまうのは当然で、経験値不足じゃなく性質的な問題だと思います。
とはいえ、三人称一元視点は一人称よりはカメラワークに自由度があります。
たとえるなら一人称が主人公の手持ちカメラで、三人称一元視点が主人公に密着している手持ちカメラです。
なので主人公から離れ過ぎなければ、主人公が見ているもの=カメラで写すものになっていなくてもいいんです。
この三人称一元視点の感覚をつかみ、制限がありつつも自由なカメラワークを目指せば、漫画の経験も活かせるかと思います。
ただし、「内面を描ける対象は主人公だけ」というルールだけは守ってください。
うかつにこれを破るとカメラのレンズが曇り、読者の没入感が途絶えてしまいます。

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